被虐待体験と自立への足跡・16.氏名変更(7)

公開開始:2025.07.01.
内容更新:2025.07.27.

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●当時お世話になったカウンセラーの先生のお話
 母が退職してホームに移る時の荷物整理で、住所録が出てきた。その住所録には私が高校生の時受けていたカウンセリングの先生の連絡先があったので、母没後思い切って電話をかけてみた。先生は私の事を覚えていてくれて、私が進学のため居住地を離れてしまい治療が中途半端になってしまったことから、その後の事を大変気にかけていて下さったそうだ。その電話の中で、先生は「『この子(私)はこのままではダメになってしまう。』と家裁が私の親権を母として(当時なかなか認められなかった)離婚することをを認め、さらに(当時まだ一般的には知られていなかった)カウンセラーまで紹介して下さった。家裁の方も、よくぞここ(カウンセリング施設)を見つけ出してくれました。」と教えてくれた。また母は先生に「結婚後は専業主婦になると夫に約束させられた」こと、「私(母)が勉強のために学校に通っているのに『不倫している』と決めつけ、その結果この子(私)が生まれたと思い込んでこの子を虐める。夫は、一度思い込んだら決して改めようとしない。」と泣いて訴えたそうである。先生は、「そういう事は私では対応できないから、お世話になっている弁護士さんに相談なさい。」と返事したという。

 その後、先生から手紙が届いた。これも、きょうだい達の都合の良い作り話ではなく、真実を伝える証拠となる。

 
2025.07.27.記述

 
2025.04.**.記述

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