被虐待体験と自立への足跡・目次

公開開始:2025.03.25.
内容更新:2025.07.01.

 児童虐待は、決して明るい話題ではない。でも、被害を受けた者にとっては、それをなくすために声を上げなければならないテーマでもある。
 インターネットの時代になって、そのような勇気あるホームページもいくつか見られるようになった。ただ、最近はそういうページは少なくなったように思われる。(代わりに、相談窓口が増えている。)その理由の一つには、重い話なので見た人が「読みたくない」話になっているのではないかと思う。
 真実を語りながら読んでいただくためにはどうしたらよいか。お笑い芸人の中には自虐ネタにして被虐待の経験を笑い飛ばして乗り越えたという方も居るが、私の場合は虐待の連鎖の影響が我が身に迫っていることもあって、とてもお笑いにはできそうにない。真実は真実として伝えなければ正しく伝わらないだろう。そこで私は、重い話を軽くするのではなく、前向きな話にしようと考えた。私のその経験を私自身がどう乗り越えてきたか、その道のりを語ってみようと思う。

 全体的なページ構成として、年代を追って順に並べる(文を書く)となると次から次へと思い出されて出てくると思うので、思い出した時に小話風に書き留めておいて時期別にまとめることにした。また、ただ暗い話になってしまわないように手塚治虫さんの「火の鳥」のように、「10」~「1」~「9」~「2」~……という順に並べることにした。各ページは順次追加更新する。

 なお、私に虐待を加えた人達の一部は生きているが、私は彼等のこれからに関与するつもりは一切ないので、氏名・地名は伏せることとする。

 私が自分の力で人生をやり直すことを見守り続けてきた母は亡くなり、あの家庭で何が行なわれてきたかを正しく伝えられる人間は私一人になってしまった。一方で、私を虐待した事を正当化している人達は親類筋に、私が両親を憎んでいるとか自分達に都合のよい作り話をふれ回っている事もあって、私は当時の正直な感情も含めて「事実」を語ることに徹することにした。このサイトは、真実を知って欲しい人達に向けてのサイトでもある。

2025.03.25.記述
2025.04.28.修正・追記


17.現在

1.出生

16.氏名変更

   page.1 page.2 page.3 page.4

   page.5 page.6 page.7 page.8

2.小学校(~2年)

15.定住

3.小学校(3年~6年)

14.芸術家への道

4.中学校

13.製材所勤務

5.高校

12.自然の中の生活

6.大学

11.コンピュータプログラミング社員

7.人生のやり直し(1)

10.どさんこ馬に教えられる

8.教員生活

9.人生のやり直し(2)